自宅以外の安置場所を利用する理由やメリット・デメリット(桜川市さくらほーるこもり)| 【公式】茨城県桜川市の葬儀・家族葬なら《さくらほーるこもり》

Q 自宅以外の安置場所を利用する理由やメリット・デメリット

ご逝去後、ご葬儀までの間は、故人様を安置場所に安置する必要があります。ご自宅に安置する方が多い一方で、様々な理由から、自宅以外の場所に安置することを希望する方もいます。
今回は自宅以外の場所にご遺体を安置する理由や、安置の種類などについてご紹介します。
なお、ご自宅安置につていは自宅安置とは?ご遺体を自宅に安置するために必要な準備や、メリット・デメリットを解説をご覧ください。

ご自宅以外の場所にご遺体を安置する理由
なぜご自宅以外の場所にご遺体を安置する必要があるのでしょうか?ここではその理由をご紹介します。

①ご遺体を安置する場所が無い
当然のことですが、ご自宅にご遺体を安置するスペースが無い場合は、自宅安置をすることができません。比較的面積の広い戸建住宅でも、昔のように全ての家に和室があるわけではないので、子供部屋や寝室はあっても、安置できるお部屋は無いというケースも珍しくありません。
②ご自宅に搬送することが難しい
アパートやマンション等の集合住宅に住んでいる場合、安置スペースはあっても、室内まで搬送することができないというケースもあります。トランク付きエレベーター(ストレッチャーや担架がのせられるエレベーター)が設置されているマンションであれば、搬送できる可能性が高いので、事前にマンション管理者に確認しておくと良いでしょう。
③安置期間が長い
火葬場が混雑していて予約が取れない、遠方から親族が来るのを待たなければいけない等、様々な理由から葬儀までの日数が空いてしまう場合もあります。ご自宅に長期間安置することが難しければ、安置室などの利用を検討することになります。
④ご遺体の状態に不安がある
亡くなってすぐに発見されなかったご遺体や、損傷が激しいご遺体などは、ご自宅に安置することが難しい場合があります。
⑤ご遺体の保管に適した環境を整えられない
エアコンのある部屋に安置できないので温度管理が難しい、部屋の湿度が極端に高いなど、ご遺体の保管に適した環境を整えられず、ご自宅以外の場所での安置を選択するケースもあります。
⑥近隣への影響が気になる
ご遺体を搬送する際に近隣の目が気になるという方や、自宅弔問の方が出入りすることでご近所に迷惑をかけたくないという方は、自宅以外の場所に安置することを選ぶ場合があります。

自宅に安置できない場合の安置場所と安置の種類
ご自宅に安置することが難しい場合、葬儀式場や安置室など、葬儀社が運営する施設に安置することが可能です。安置料金は利用施設によって異なりますが、1泊数万円の費用がかかることが一般的です。葬儀社によっては、複数の安置方法を用意しているケースもありますので、以下に代表的な安置の種類をご紹介します。

安置の種類
付き添い安置
ご安置の間、ご遺体にご家族が付き添うことができる安置を「付き添い安置」といいます。ご家族が使用する寝具の利用料などが必要となる場合が多いため、事前に付き添う人数を確認しておくことをおすすめします。
預かり安置
ご家族などが付き添わず、ご遺体だけを安置することを「預かり安置」「お預かり安置」などといいます。付き添い安置に比べて費用が抑えられる傾向にありますが、故人との面会ができる場合とできない場合がありますので、事前に葬儀社に確認することをおすすめします。


葬儀社が運営する施設に安置するメリット・デメリット
ご遺体を葬儀社の施設に安置する場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリット
①自宅の準備を整える必要がない
自宅にご遺体を安置する場合、スペースの確保や導線の確認、寝具の準備など、様々な対応が必要となります。施設に安置する場合はそういった対応が不要となり、ご家族のご負担が軽減される可能性があります。
②ご遺体を適切な状態で安置することができる
適切な室温や湿度を保つことは、ご遺体をより良い状態に保つことにつながります。自宅の室温・湿度の管理が難しい場合、施設で適切な管理を行えることはメリットといえるでしょう。
③近隣への影響を気にしなくて良い
ご近所の方の目や、人の出入りが増えることが気になる方にとって、近隣への影響を気にせずに過ごせることはメリットの一つです。一般的に葬儀式場には、ある程度の駐車スペースが用意されているため、弔問に訪れる人も駐車場の心配をせずにすみます。


デメリット
①出費が増える
式場や安置室にご遺体を安置する場合、1泊数万円の安置料が必要となる場合が多いため、自宅安置に比べて費用がかかることになります。
②一緒に過ごす時間が短くなる場合がある
遺体を安置している間、面会や付き添いができないプランを選ぶと、故人様と一緒に過ごす時間が短くなってしまいます。最後の時間を大切に過ごしたいというご希望がある場合、面会や付き添いが可能なプランを選ぶ必要があります。
③自宅のように気兼ねなく過ごせない可能性がある
付き添いができる安置プランを選んだ場合も、短時間で身の回りの物を揃えて移動をしなければならないため、慌ただしく感じる可能性もあります。利用する施設によって環境が異なるため、自宅に比べて落ち着かないと感じる場合もあるかもしれません。


まとめ
・「ご自宅への搬送が難しい」「安置スペースが無い」などの理由から、葬儀社が運営する式場や安置室にご遺体を安置するケースがあります。
・式場や安置室にご遺体を安置する場合、「自宅の準備を整える必要がない」「近隣への影響を気にしなくて良い」などのメリットがある一方、「費用がかかる」「自宅ほど落ち着いて過ごせない可能性がある」などのデメリットがあります。

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(安置(あんち)、葬儀)

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