こんにちは、さくらホールの森田です。

葬儀の際「湯灌(ゆかん)」という儀式を行う場合があることをご存知でしょうか。湯灌は故人のご遺体を清める儀式で、ご遺体をお棺に納める前に行われます。
 
今回は湯灌が行われる理由や、湯灌の手順についてご紹介します。

 

湯灌(ゆかん)はどんな儀式?

湯灌はご遺体を清め、着替えや死化粧を行う儀式です。

湯灌には、アルコール綿でご遺体を清める「古式湯灌」と、湯船を使ってご遺体を清める「洗体湯灌」がありますが、近年では古式湯灌が行われることが一般的です。

湯灌は以下の3点を目的として行われると言われています。

 清らかな体で旅立つため

最も古い湯灌の記録は、唐の時代の中国の経典「仏説無常経」に記されています。

仏教において湯灌は、生前の悩みや苦しみを洗い流し、清らかな体になって旅立ちの準備を整えるという意味合いがあるようです。

 衛生的な理由

日本では基本的に人が亡くなってから24時間以内の火葬が禁止されています。ですから、亡くなってから火葬されるまでは必然的に24時間以上が経過することになりますし、50時間以上が経過してから火葬されるケースも珍しくありません。

逝去から火葬までの間、ご遺体の状態は変化することがあり、体液や血液が流れ出ることもあります。

湯灌には、そのような状態のご遺体を清め、衛生的に保つための処置としての意味もあります。

故人を労うため

生きている人が入浴によって癒されるように、古式湯灌や洗体湯灌で故人を労うことを目的として行われるという側面もあります。

長い間入浴できなかった故人様のためにご家族が洗体湯灌を希望されるといったケースは、故人様を労う気持ちがあらわれているひとつの例と言えるでしょう。

 湯灌(ゆかん)の内容と流れ

 「古式湯灌」と「洗体湯灌」、どちらの湯灌を行う場合でも、初めに「逆さ水」を故人へかけながら体を清めます。

 「逆さ水」は、通常お湯に水を入れて作るぬるま湯の作り方を逆にして、水にお湯を入れて作ったぬるま湯のことです。これは、あの世とこの世では全ての物事が逆さになっていると考える「逆さごと」の中の一つです。逆さ水を故人にかける際は左手で柄杓を持ち、故人の足元から胸元に向かってかけていきます。の後、古式湯灌の場合はアルコール綿を使い、洗体湯灌の場合は湯船を使って体を清めます。

湯灌には遺族が立ち会うため、「家族の裸を見るのはちょっと・・」と思われるかもしれませんが、湯灌中は故人の尊厳をお守りするためにバスタオルなどを使って肌が見えないように行いますので、ご遺体が裸になってしまうことはありません。

体を清めた後は髪を整え、顔そりや爪切り、死化粧などを施し、宗教に適した服や、故人様・ご家族様が希望される服をお着せします。

宗教に適した服とはどのようなものかと言うと、仏教は白い仏衣(ぶつい)、神道は神衣(しんい)、キリスト教はスーツやドレスが一般的です。このような服は、ほとんどの葬儀会社が用意しています。

湯灌は湯灌師や納棺師が行いますが、ご家族の希望があれば、洗体などを手伝うことも可能です。

湯灌の後ご遺体を棺へ納め、儀式が終了します。

まとめ

湯灌とはご遺体を清め、着替えや死化粧を行う儀式で、アルコール綿でご遺体を清める「古式湯灌」と、湯船を使ってご遺体を清める「洗体湯灌」があります。

湯灌には「清らかな体で旅立つ」「故人を労う」「衛生状態を保つ」と言う3つの目的があるとされています。

故人様の尊厳をお守りするため、湯灌の際はバスタオルなどで肌が見えないように行います。

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